37歳、ぼんやりしている。

夏が終わったとは言いがたい9月1日。今年もひとつ、歳を重ねました。

毎年毎年、誕生日ごとに記事を書いてきて、いよいよ10本目。つまりは10年目。20代から変わらない、自分の記録癖と、書くことへの執着にちょっと呆れつつ、37歳を迎えたところです。

なのですが実は。今年はいよいよ書くことがないなと思っていました。

この一年で変化したことも、考えたことも、悩みも喜びも、それなりにあるのだけど、「誕生日だから」と切り出すトピックや、宣言したいことが特に見つからなくて。

なぜなら、仕事も生活も人間関係も環境も健康状態も、いまは全部に筋が通っているというか、納得感があるから。「だよね、そうよね、そうくるよね」と思いながら、一つひとつの物事に向き合ったり、あがいたり、いなしたり、背負ったりできている感じがします。いいことも悪いことも全部、必要なとき、必要な相手に、必要な言葉で、進められている。そんな“全体感”があるので、ヤマもオチも無理につけなくていいなと気持ちが落ち着いている感じ。それでわざわざ書くことが見当たらないのかもしれません。

……なんか、ぼんやりした近況報告ですね。

もしかしたらこういう、ぼんやり、うっすらした、「いい感じ」は表しにくいものなのかもしれません。具体的な出来事や、困ったこと、憤っていることのほうが書きやすい。

ということで、もう今年は何も書かないか、最近読んだ本の話でもしてお茶を濁そうと思っていたのだけれど、結局こうやって、ぼんやりしていることをぼんやりしたまま残すことにしました。

ひとまず昨年の記事を読み返す限り、36歳の一年間は宣言通りのことに取り組んだ年ではあったと思います。気合を入れてスタートを切ったぶん、今は肩の力が抜け、ぼんやりしているのかも。燃え尽き説も無くはないですが、もともと緊張しいなので、これぐらいがいい塩梅だとも思います。

この先も無理にことばで表したり、写真に収めて投稿しなくても、ちゃんと手の内にある“実感”を大切に、一歩一歩進んでいきたいです。

ところで昨日、2回目のワクチンを接種しました。発熱して寝込む予感。

もしかして、ぼんやりしてるのはそのせい?

その答え合わせは、また、次の誕生日に。一年なんとかやってこれてよかったし、次もやれるといいなと思う今日この頃です。